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士魂商才バックナンバー

積極果敢な営業マインドを持つビジネスパーソンを
応援する機関誌『士魂商才』

『士魂商才』 題名の由来

機関誌の題名は明治の大実業家渋沢栄一氏の唱えられた精神『士魂商才』から命名しました。

『士魂商才』

昔、菅原道真は和魂漢才ということを言った。これはおもしろいことと思う。これに対して私は常に士魂商才ということを唱道するのである。和魂漢才とは日本の特有なる大和魂というものを根底としなければならないが、しかし、中国は国も古いし文化も早く開けて孔子、孟子のごとき聖人賢者を出しているくらいであるから、政治方面、文化方面その他において、日本より一日の長がある。それゆえ漢土の文物学問をも修得して才芸を養わなければならぬという意味である。
 
(中略)
 
士魂商才というもの同義の意義で、人間の世の中に立つには武士的精神の必要であることは無論であるが、しかし武士的精神のみに偏して商才というものがなければ、経済の上からも自滅を招くようになる。ゆえに士魂にして商才がなければならぬ。その士魂を養うには、書物という上からはたくさんあるけれども、やはり論語は最も士魂養成の根底となるものと思う。それならば商才はどうかというに、商才も論語において十分養えるというのである。道徳上の書物と商才とは何の関係もないようであるけれども、その商才というものも、もともと道徳を以て根底としたものであって、道徳と離れた不道徳、欺瞞、浮華、軽佻の商才は、いわゆる小才子、小悧口であって、決して真の商才ではない。ゆえに商才は道徳と離れるべからざるものとすれば、道徳の書なる論語で養えるわけである。
 
(渋沢栄一著『論語と算盤』より)

『士魂商才』 タイトルの由来