Column

ピーター・D・ピーダーセンの思想

リーダーシップ

リーダーとして「知恵」を得るには?

ピーター・D・ピーダーセン

23.07.29

リーダーシップ

この質問に対する簡単な答えがあれば良いのですが…。

その昔、私は経済学、社会学、未来学、政治学、環境学の分野で非常に有名な人たちのゴーストライターをしていました。

マレーシアのマハティール・ビン・モハマド首相や、20世紀後半のもっとも偉大な経済学者の一人ジョン・ケネス・ガルブレイス氏、また"メガトレンド"という言葉を生み出したアメリカの未来学者ジョン・ネイスビッツ氏などです。

さらに、アメリカにおける社会学の大御所の一人、ダニエル・ベル氏のもとで執筆するという喜ばしい経験も得ました。私たちは、データ、情報、知識、"WISDOM"(知恵)の違いについて、興味深い議論を交わしたものです。

Data

データとは、サイバースペースや印刷物に浮遊するビットやバイトにすぎない。

Information

情報とは、たとえば本の巻末にある索引のように、一定のパターンやルールに従って並べられたデータのことである。

Knowledge,

知識とは、特定の目的のために適用されたり組織された情報である。


当時まだ30歳だった私たちは、知恵とは何か、いかに知恵を得られるのか、について話し合い、最終的に次のような結論に達しました。

(1) 知恵は、行動によってのみ得られる
(2) 知恵は、往々にして、失敗やミスから立ち直ったり、立ち上がるときにしか得られない


これは人生に対するポジティブな見方だと思います。

賢くなりたければ、まず行動しなければなりません。

本当の知恵は、読書だけでは身につかないものです。

失敗し、再び立ち上がる勇気を持つことです。
人生のスコアカードに"知恵の点数"が加わるのは、まさにこの再起のプロセスなのです。

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