Column

ピーター・D・ピーダーセンの思想

リーダーシップ

リーダーシップの5Pモデル

ピーター・D・ピーダーセン

23.04.29

教育

OMLプログラムの母体であるNELISでは、「リーダーシップの5Pモデル」と名づけた変革型リーダーシップへのアプローチを共同開発しました。
その前に、変革型リーダーシップ(transformative leader)とは何か、それは取引型リーダーシップ(transactional leadership)とどのように違うのか、について紹介しましょう。

大企業で成功したマネージャーを想像してみてください。

着実に昇進をつかみ、影響力のある地位についた彼女は、取引型リーダーかもしれません。

現在のシステム(ここでは会社)のルールの内にとどまり、組織が設定した目標に焦点を当て、システムの報酬(または罰)に応じて行動するリーダーだからです。

これは何も悪いことではありません。システムそのものがダメでないかぎりは、ですが 別のリーダー、たとえば、再生可能エネルギーやオーガニック食品関連の会社設立に取り組む社会起業家を想像してみてください。

彼女は、一般的な物事の進め方に不満を抱き、より良い未来づくりに尽力したい、という強い願望を抱き、この旅を始めました。

のリーダーは、まったく別のタイプかもしれません。

つまり、先見の明があり、ゲームのルールを変えることを厭わず、外的な報酬より自分の内なる信念に突き動かされているからです。

積極的で自己主導的な彼女は、変革をもたらすリーダーといえます。

このような変革的リーダーの"長い旅"を支える指針はあるでしょうか?

ここで登場するのが5Pです。世界6大陸の次世代ソーシャル・イノベーターが集結した機会を通し、5つの重要な資質が不可欠、という結論に達しました。


リーダーシップの5Pモデル

純度/原則
不正をせず、プレッシャーや誘惑に左右されることなく、何年も従事し、信念を貫き通すことが必要です。

情熱
地域社会や組織を変革するのは容易ではありません。内なる炎、つまり長く燃え上がる情熱に突き動かされるのです。

ポジティブ思考
たとえもっとも困難な状況にあっても、他者のために希望を育て、集中し、前向きに立ち戻れる能力を培います。

忍耐強さ/根気
がら、小さな成功を祝う能力が不可欠です。

現実主義
最後に、あなた一人で世界を変えることはできません。
常に他者の意見に耳を傾け、理解しようと努め、協力する必要があります。
そのためには、自分の思い通りにはいかないことを承知し、現実を受け止め、行動することです。

これらの5Pは、南アフリカ初の黒人大統領であるネルソン・マンデラや、インドを独立に導いたマハトマ・ガンジーなど、世界を変えたリーダーの資質でもあります。

重要なのは、混乱しがちでジャングルのような世界でも、誰もがこの5Pを指針とし、使えることです。

OMLアプリでは、それぞれの5Pを詳しく紹介していきます。お楽しみに!

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