

20世紀半ば、アメリカの電話会社AT&Tに勤務していたロバート・K・グリーンリーフという若いアメリカ人がいた。彼が目にし、経験したのは、組織の隅々まで行き渡った権威主義的なトップダウンのリーダーシップだった。彼は不平不満をただただ言って諦めるということはせず、マネジメントとリーダーシップの研究を始め、ついには早期退職して、現在サーバント・リーダーシップのためのグリーンリーフ・センターと呼ばれるものを設立した。
しかし、サーバントリーダーシップとは何を意味するのだろうか?
彼はどのようにしてこの考えに出会ったのだろうか?
そして、それは私たちにとって、あなたにとって、どのような意味を持つのだろうか?
それは、ロバート・グリーンリーフが、ヘルマン・ヘッセの「東方への旅」という小説を読んだことからはじまる。その内容について、彼自身が書き下ろした書籍、”The Essencial of Servant Leadership"の中に記載されているため、以下一部抜粋させていただいた:
リーダーとしてのサーバントという考え方は、ヘルマン・ヘッセの『東方への旅』を読んだときに生まれた。この物語では、神話的な旅に出る一団が描かれている...物語の中心人物はレオであり、彼は下働きをする使用人として一行に同行するが、同時にその気性の良さと歌唱力で1団を支えていた。彼は並外れた存在感を放つ人物だった。1団の旅はすべて順調だった。ある日、レオが姿を消すまでは。レオが姿を消した途端、一行は混乱に陥り、旅は中断せざるを得なかった。使用人のレオなしでは続けられなかったのだ。一行の一人である語り手は、数年の放浪の末にレオを見つける。レオは語り手を旅のスポンサーであった教団のもとにつれていく。そこで語り手は、レオが当時召使いに成りすましていただけで、実は騎士団の団長であり、偉大で高貴な指導者であったことを知る。
ロバート・グリーンリーフは1958年末にこの本を読み、11年以上の歳月をかけて、サーバント・リーダーシップとは何かを定義し、彼の書籍に書き記した。さらに彼は、より良いリーダーシップを求めようという世界的な動きを独力で巻き起こした。OMLアプリの次回のリーダーシップ・ストーリーでは、グリーンリーフが提唱した「サーバントリーダーシップ」の定義と、「サーバントリーダーの10の特徴」についてご紹介します!